パルスオキシメーターを知る

 2020年04月23日(木)には偶然にも一連の報道があり、パルスオキシメーターを知り、日本で生まれた胃カメラとともに優れた医療機器であることを知った。パルスオキシメーターとは皮膚を通して動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置である。プローブにある受光部センサーが、拍動する動脈の血流を検知し、光の吸収値からSpO2を計算し表示する。販売価格は4,000~5,000円といったところで、万歩計や体重計よりは高いが一般家庭でも必要があれば買える値段である。

 埼玉県内で自宅待機中の1人目の新型コロナウィルス感染者が死亡し、 ‎大野知事が会見で、自宅待機中の感染者にパルスオキシメーターを着けてもらい、症状の変化を監視する旨を発表していた。
 その後、NHKの「首都圏ネットワーク」でもいつものようにリモート出演していた水野泰孝医師がこのパルスオキシメーターを装着して紹介していた。
 そして埼玉県内で自宅待機中の2人目の感染者の死亡が報道され、
その後には、パルスオキシメーターの発明者・青柳卓雄さん死去が朝日新聞ディジタル(4/23(木) 22:00配信)で報じられている。
 それにしても、偶然とはいえ、恐ろしいものである。
 しかし、こうした報道は時系列ではなく、埼玉県内で自宅待機中の2人目の感染者の死亡(4/14)が最初であり、青柳卓雄さん死去(4月18日)が2番目である。最初に報道された自宅待機中の1人目の感染者の出来事(死亡)(4月22日)は実は最後の出来事だったのだ。埼玉県では最初の自宅待機中の感染者の死亡を何故隠したのかと大野知事が報道陣から追及を受けていた。その後は都内でも自宅待機中の感染者が何人か死亡していたという報道があった。これまでも評価が低い‎大野知事は運もなさそうだ。

 さて、このパルスオキシメーターについては、ウィキペディア「青柳卓雄」には6行の経歴が載っている。 
 青柳卓雄博士は新潟県の生まれで、新潟大学を卒業している。徳島大学を卒業しているノーベル物理学賞受賞者の中村修二博士(https://dr-kimur.at.webry.info/201410/article_18.html)といい、地方の大学出身者でも良い仕事をする人はいるものだ。
 5行目にある「2015年、IEEE Medal for Innovations in Healthcare Technologyを受賞」は非常に意味のあるものであるが、あいにく私は(ニューヨークアカデミーの会員も)リタイアしてIEEE senior memberを辞めてしまっていたために、残念ながら存じあげなかった。しかし、IEEE senior memberであったならば、知っていて当然のことである。
 3行目にある「1993年、同研究により東京大学にて博士(工学)を取得」にも驚いた。これほどの業績があっても(博士連中の間では全く評価されない)東大の論文博士だとは…。
 4行目にある「科学技術庁長官賞」や「紫綬褒章」が先であったなら東大という選択肢はなかったのだろうなと思った。昨年にノーベル化学賞を受賞した吉野彰博士は紫綬褒章を受章(2004年)してから大阪大学から博士(工学)の学位を授与(2005年)されている(https://dr-kimur.at.webry.info/201910/article_5.html)。
 同じ情報(たった6行)でも人それぞれでその捉え方は違うものである。

 なお、「週刊新潮」2020年4月30日号では石高健次氏が「クルーズ船112人治療で「院内感染」ゼロ!「自衛隊中央病院」はなぜ奇跡を起こせたのか」の中で「軽症者や無症状者にホテルで療養してもらうシステムが稼働している」ことに関し、自衛隊中央病院では「高齢者ではSpO2(血中酸素飽和濃度)の低下」を監視してコロナ肺炎を重症化を防いだという。「SpO2というのは、人差し指の先に洗濯ばさみ様の器具を挟んで測定される。パルスオキシメーターと呼ばれるもので、血液中の酸素濃度96%以上が正常といわれる。これ以下に下がらないかを監視するわけだ。」また、「ホテルにぜひ、血中酸素濃度を測定する器具を置き、感染者に異変がないか、毎日チェックを行ってほしい。」とパルスオキシメーターの利用を促している。

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