「新型コロナ感染者「8割は他にうつさず」」は疑わしい

 「間違いだらけの新型コロナウィルス感染症」(https://dr-kimur.at.webry.info/202004/article_4.html)では、
 「この半世紀を振り返るとエラーしかなかった厚生省は厚生労働省となった今でも、その本質は変わってはいない。
 日本経済新聞電子版には「新型コロナ感染者「8割は他にうつさず」 厚労省見解」(2020/3/1 22:31)が掲載されている。「発生する小規模な患者の集団「クラスター」の分析を厚生労働省の対策班が進め」た結果の結論だとある。この内容と世界の他の地域、例えば武漢市などの感染拡大のスピードからはとても受け入れられない内容であると思ったものだ。しかし、この分析で厚生労働省の対策班が追跡したのは感染者が発症してからの濃厚接触者だけであり、発症する3前前からの濃厚接触者を追跡してはいないのだ。あるいは、4月21日に濃厚接触者の定義を発症2日前からの濃厚接触者に定義変更しているのであるから、定義変更後に、こうした分析や見解が間違いであったことを公表すべきである。
 今になって都内での感染者のグラフを眺めていると、1日にほんの数人の感染者しか確認されなかった頃から感染経路不明者が出て来ており、それが急速に増え出していることが確認できる。最初から厚生労働省のクラスター対策班はエラーをし続けて来たことが分かる。それは、感染者が感染力が最も高いピークになる発症前の濃厚接触者を見過ごして来たからだということが原因であることは自明のことだ。」
と「新型コロナ感染者「8割は他にうつさず」」は疑わしいことを述べた。
 TBSにもこの内容を伝えた。しかし、「ひるおび」では4月下旬にも、さらに連休明け頃にも恵さんがこの「新型コロナ感染者「8割は他にうつさず」」ということを言っていた。こうした前提に間違いがある結論を鵜呑みにしているのには疑問がある。また、そうした内容が寄せられていても何ら検証もせずに放送してしまうTBSの体制にも疑問が湧く。

 5月19日(火)のTBS「ひるおび」に岡田晴恵白鴎大学教育学部教授がコメンテーターとして出演していた。「ひるおび」では数か月振りに見た。この中で、恵さんはこの「新型コロナ感染者「8割は他にうつさず」」ということを今頃になっても言っている。パンデミックを引き起こしたのであるから、無症状の人の中に「他にうつさず」という感染者がいたとしても2、3割程度であろう。この発言に対し、岡田教授は何も言わず、また、この日の番組では感染者が発症前に10/22(=0.454)の割合で人にうつしたとする台湾から発表されたデータを話題にしていたが、日本ではクラスターが発生した際には4月21日までは発症後の濃厚接触者、所謂発症後濃厚接触者(台湾のデータでは12/22=0.545)のみを追って隔離したことを何もコメントせずに、日本では初期のクラスター対策が上手く行ったと賞賛していた。台湾のデータでは感染者の45%を野放しにしてしまったことになる。この半数近くの感染者を1ヶ月余り見逃したために日本国内で新型コロナウィルス感染症が拡大して感染者が増えたことが理解できる。国内で恵さんも恵さんなら岡田教授も岡田教授だ。そしてテレ朝のスタッフ同様にTBSのスタッフにも呆れてしまう。番組後の反省会はやっていないのか!

 5月21日(木)のTBS「ひるおび」でも、相変わらず恵さんは「新型コロナ感染者「8割は他にうつさず」」ということを口にしている。一方、東京歯科大学市川総合病院の寺嶋毅教授は「無症状者でも舌にはウィルスがいる」と言っていて、その矛盾に笑ってしまった。同じ新型コロナウィルスで感染者のものと無症状者のものとが区別できる訳がない。いっそ、恵さんは「新型コロナウィルスに感染する人はたった2割しかいない他人に新型コロナウィルスを感染させる者と接触してしまった」とでも言って、炎上でもしないと自分の言っていることが明らかな間違いであることには気が付かないようだ。

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