東京、大阪に開設される大規模接種センター

 東京、大阪に大規模接種センターを開設して1日にそれぞれ1万人、5,000人にワクチン接種を行うことが発表されたのは連休中の5月4日のことであった。ここでは自衛隊が設置と運営にあたり、医官と看護官がワクチン接種を担当する。昨年2月にダイアモンド・プリンセスの船内で新型コロナウィルス感染症が蔓延し、横浜港に戻ってきた際にこうした自衛隊の隊員が活躍したことは知られており、期待が高い。
 しかし、今月10日にも具体的な予約方法を公表するとしていたが、現実にはそれが延期されている。さらに、開設の2週間前になっても、東京と大阪の大規模接種センターでワクチン接種に当たる自衛隊員は誰もワクチン接種を受けている人がいないのだという。何ということだ。
 しかし、各自治体で現在ワクチン接種を行っている医師や看護師の医療従事者の中にもワクチン接種が未だの人が多くいるということが報道されているので、自衛隊で医師の資格を持つ医官や看護師の資格を持つ看護官が誰もワクチン接種を受けていないのは当然か。おそらくは、自衛隊の医官と看護官などは医師や看護師の資格を持っていても、自衛隊員に分類されでいて、医療従事者には含まれていないのだろう。しかし、困った時には何かにつけて自衛隊に頼る。クルーズ船ダイアモンド・プリンセスのこともあり、少なくても、東京と大阪に大規模接種センターを開設すると発表後はワクチン接種に当たる自衛隊員にはワクチン接種の段取りをつける必要があったはずだ。そうでなくても、こうした大規模接種センターには1日に1万人とか5,000人とかの人が集まる訳で密になる心配がある。せめて話を交わすワクチン接種を担う自衛隊員だけでもワクチン接種が済んでおり、安心して接せられる方が良いに決まっている。
 しかし、誰もが疑問に思うように、この国では医療従事者480万人のワクチンの先行接種が決まり、次に65歳以上の高齢者3,600万人が優先接種されると決まっていたのにも関わらず、多くの医療従事者のワクチン接種を残したまま高齢者の優先接種が始まっている実態がある。
 新型コロナウィルス感染症が拡大し始めて以降、厚労省や税関の検疫などで多くの不祥事や失敗が報じられてきた。今回のワクチン接種を自治体だけではなく、国も担うという画期的な判断を下しても、その詳細を取り纏める官邸スタッフや官僚はいないのだという実情に遭遇してがっかりしてしまった。

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