世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」登録に伴うシンポジウム-一戸町

 「歴史や知恵、どう生かす? 縄文などテーマにシンポ/一戸」(デーリー東北 5/23(月) 10:30配信)には、

 「一戸町の映画館「萬代舘(ばんだいかん)」で14日、一般社団法人「人文知応援フォーラム」(岡山県倉敷市)によるシンポジウムが開催された。同町の御所野遺跡の縄文文化などをテーマに、歴史から学ぶ人類の知恵や生かし方について、有識者が意見を交わした。

 同法人は文化や芸術、人文学の研究と普及を目的に2019年に発足。国内の著名な文化人や企業人らで組織する。

 今回のイベントは昨年、同遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が、世界文化遺産に登録されたことなどから企画。メンバーが13~15日、構成資産である同遺跡や青森市の三内丸山遺跡、八戸市の是川遺跡などを視察した。

 シンポジウムには町内外から約50人が参加。同法人代表理事で、平泉世界遺産ガイダンスセンター名誉館長の近藤誠一さんが司会進行し、同じく代表理事で大原美術館(倉敷市)の名誉館長・大原謙一郎さん、漆芸家で人間国宝の室瀬和美さん(東京都)、御所野縄文博物館館長の高田和徳さんがパネリストを務めた。

 討論では、御所野遺跡などの縄文文化に見られる持続的な発展性が話題となった。近藤さんは「現代は文明が発達し過ぎた結果、自然破壊などの問題が起こっている。自然に尊敬の念を持ち、共生してきた縄文人の知恵を取り戻すことが大事だ」と指摘した。

 大原さんは「東京に集積されている文化や産業も、多くは全国の各地方で生まれた。先進的だった縄文文化をよすがに、岩手人の世界観や風土はこういうものなんだと、訪れる観光客に伝えてほしい」と述べた。」

と報じられている。

 20、30年前に是川遺跡(八戸市)を訪れて、収蔵庫にある注口器土器を見せて頂いたことがある。その後に是川遺跡の収蔵庫は改修されたようで、最近になって見た「新美の巨人たち」(BSテレ東)の2022年5月14日(土)放送「遮光器土偶の不思議な世界×菊池桃子」ではこの収蔵庫には200を超える遮光器土偶が収蔵されているということで驚いてしまった。

 200個を超える注口器土器にも驚いたが遮光器土偶も同じ数くらいが出土していたとは…。

 しかし、是川遺跡の収蔵庫で、一般の来館者がこのように縄文遺跡から発掘された縄文時代の収蔵品を見ることなど殆どないであろう。

 200個を超える注口器土器や200個を超える遮光器土器が出土したならば、ここ是川遺跡がその生産拠点であったのではないかと想像される。

 遮光器土器に関しては、青森県では日本海側の津軽地方や太平洋側の南部地方でも広く生産されていたと想像される。

 縄文時代に関しては、専門家と言われる、あるいは自称している人でもその実態を掴み切れてはいないのが実態であろう。

 縄文時代の人口が最大20万人と言われており、日本列島にたった20万人が分散して住んでいたとしても、「(自然と)共生してきた縄文人の知恵」などと言われてもその信憑性さえ疑がわれるからだ。

 縄文時代に起こった人口減少の原因や、何故日本列島には世界的にはデファクトなアイヌの短弓と本州以南では特殊な長弓が普及したのかを縄文時代まで遡って考えてみないことには、いつまで経っても縄文時代の専門家など輩出されないことは確かであろう。

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