12日前にニプロから1瓶から7回接種できるシリンジを発売済み

 「新型コロナワクチン1瓶から7回接種できるシリンジを発売」(MONOist 6/11(金) 15:10配信)では、

 「ニプロは2021年5月31日、新型コロナワクチンを効率的に接種できる「ニプロVAシリンジ(25mm25Gタイプ)」を発売した。

 シリンジの外筒に針が植え込まれた構造で、薬液が残りやすいシリンジ先端のデットスペースが従来型シリンジの15分の1程度に抑えられている。同社が検証したところ、ファイザー製の新型コロナワクチン1瓶と同量の薬液から7回採液できた。

 また、新型コロナワクチンの接種は筋肉注射を前提としているため、筋肉に確実に届くように針長は25mmとした。さらに、薬液の吸引や注入の操作性を高めるために、外径は同社従来品より大きな25G(0.5mm)を採用している。

 同製品は、秋田県大館市の国内工場に加え、タイ工場での生産も予定している。2021年秋には製造ラインを新設し、年間製造数量5000万本を目指す。」

と12日前の出来事(「1バイエルから7回接種できるLDS注射器が販売へ 2社目」(https://dr-kimur.at.webry.info/202105/article_99.html))を今頃報道している。

 ついでに、「テルモ、7回接種の注射器生産 コロナワクチン、無駄なく」(時事通信 2021年03月31日14時32分)を挙げておく。

 「医療機器大手のテルモは31日、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを1瓶から7回接種できる注射器の生産を開始したと発表した。甲府工場(山梨県昭和町)で、2021年度に2000万本を生産する。薬液を無駄なく使用でき、効率的なワクチン接種につながりそうだ。
 3月5日に厚生労働省から製造販売承認を取得した。4月以降順次出荷する。針と注射器が一体構造のため、薬液が筒先に残りにくい。また、コロナウイルスワクチンが筋肉注射であることから、皮下注射より深く届くよう針を従来品より3ミリ長くした。」。

 あるいは、地方経済欄にある「JMSが7回接種可能な注射器 コロナワクチン用、6月にも量産を開始」(中国新聞ディジタル 2021/4/6 21:43)では、

 「医療機器製造のJMS(広島市中区)は、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを1瓶当たり最大7回接種できる注射器を開発した。通常の5回接種のタイプより多く使え、供給量が限られるワクチンの有効活用につなげる。6月をめどに量産体制を整える。

 ファイザー製ワクチンはもともと1瓶に、計算上7回接種できる量が入っている。従来品だと筒の先に薬液が残るため、5回しか接種できなかった。新しい注射器は先端部分の空洞を細くし、内部に薬液が残りにくくした。針を埋め込んだタイプは、7回接種できると社内試験で確認した。

 筋肉に注射するため、注射針の長さは従来より3ミリ長い16ミリにした。他の製品と識別するため、全体をライトグリーンにした。製造販売の承認手続きを進め、三次工場(三次市)で生産する。(口元惇矢)」

と報道されている。厚労省から承認されていないが、先に量産体制を整えるということだ。この口元惇矢記者の記事には量産体制が整ったら、どの程度の数が生産されるのかはない。資本金:74億1,101万円 (2020年3月31日現在)、連結売上高:585億円 (2020年3月期)のJMSも思い切った策に出たものである。

 これからはこうしたファイザー社製ワクチン1瓶から7回採液できる注射器が主流になるものと考えられる。

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