クロダイが河口から7kmの上流にまで遡上-日置川(和歌山県白浜町)

 「アユ追うチヌ目撃 白浜町日置川」(紀伊民報 8/27(土) 16:28配信)には、

 「和歌山県白浜町内を流れる日置川で、タイ科の海水魚クロダイ(チヌ)が河口から7キロほどさかのぼり、アユを追い回す様子が目撃されている。漁協関係者は「このままチヌが川をどんどん上がってくると、アユなど川魚に影響が出るかもしれない。何か対策はないか」と頭を抱えている。

 日置川漁協(白浜町安居)のよると、ボラなどが川をさかのぼっていることは以前からあったが、チヌの確認例はなかったという。

 今月、河口から約5キロ上流の同町田野井と約7キロ上流の同町口ケ谷にウナギを狙って漁協関係者が仕掛けていた針に約45センチのチヌが何匹もかかっていた。

 約2年前、アユの産卵場を設置するため、県水産試験場内水面試験地(紀の川市)の協力で満潮時に日置川のどこまで海水が入ってきているかを調べたところ、河口から約3キロ上流のJR鉄橋付近(白浜町矢田)で塩分を検出。そこから300~500メートル上流の日置浄水場付近(同)では検出されなかった。

 チヌは河口の汽水域に生息する。漁協は「田野井辺りまで海の魚が交じるのは理解できるが、口ケ谷まで上ってきているとは」と驚いている。

 試験地によると、淡水と海水が混在した汽水域の範囲などについてのデータは集めておらず、その他の県内の河川で、チヌがアユを追っているという話は今のところ聞いたことがないという。」

と報じられている。

 クロダイは釣り人には人気がある。チヌとも呼ばれている。

 環境適応力が高く、一時的であれば真水でも活かしておける事から、冷蔵技術の無かった時代は重宝がられ、高値で取引された。

 現在は養殖技術も進んだことがあり、安値で流通している。

 この「安値で流通」が問題なのだろう。昔のように高値であったならば、昔のウナギやアユなどと引けを取らなかったのかも知れない。

 環境適応力が高く、一時的であれば真水でも活かしておけることが転じて、河口から7kmもの上流域にまでさかのぼって来ているのだろうか?

 海水魚が淡水魚の生息域を犯すことは、そもそも、海水魚と淡水魚の違いを再確認せざるを得ない。もし、生物の進化だとしたら興味深いことだ。

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